デジタル記念館慰安婦問題とアジア女性基金
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 国外で基金事業実施を助けてくれた人々
 
頼浩敏(ライ・ホミン) 台湾萬国法律事務所所長
 
頼浩敏(ライ・ホミン)

1939年生。台湾事業実施連絡責任者・弁護士。台湾大学卒業。63年弁護士開業。66年来日、69年東京大学大学院修士課程修了。萬国法律事務所共同経営者となる。96年よりアジア女性基金に協力。
 

 私はその場で承知しました。私は次のように考えました。従軍慰安婦みたいな状況があってもおかしくない。その他にも類似する被害が出ています。この慰安婦の被害は戦争によって生じた被害の一部にすぎない。
それに対して一番いい適切な処理方法は、いかにして慰安婦の心身をいたわってあげるかである。生活の支援をして、人生の晩期に、よりよい暮らしをするための援助をするーーそれが最も適切で、非常にプラクティカルなことであると。アジア女性基金は意味のあることだと考え、人道的立場からも支持してあげるべきだと思いました。そのとき衞藤先生から、頼さん、アジア女性基金の事業を引き受けたら、かなりの圧力が加えられますよ。社会ないしは政府、各界からも非難してくるよと。そういう覚悟がありますかと聞かれたんです。私は、もちろん持っていますと答えました。正しいことと思ったら何も憚らずにやっていきます。
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